天然の色、濃厚な味わいが最大の特徴の二枚貝です。分類上ではイタヤガイ目イタヤガイ科に属し、ホタテ貝もそこに属しています。しかしホタテ貝が北海道、東北など日本の寒い地域の生産に対して、ヒオウギ貝は西日本の暖かい地域を中心に養殖されています。
英 名:Hioogi-scallop,Noble scallop
学 名:Mimachlamys nobilis (Reeve, 1852)
分 類:二枚貝綱イタヤガイ目イタヤガイ科ヒオウギガイ属
地 域:大分県、愛媛県、三重県、熊本県、島根県
由 来:「緋」とは鮮やかな色合い・華やかに色づけされた「扇」の形をした二枚貝の意味
漢 字:緋扇貝
生息域:房総半島〜沖縄の20mより浅い岩礁
1970年代ごろの生産過剰、病気などの大量死を原因にした真珠貝養殖の不況により廃業、転業が相次ぎました。その転業先の1つにヒオウギ貝養殖があり、真珠産業の副産物として養殖がはじまったとされています。